(忘備録)FIREで人生にリベンジ!が流行っているわけ – じっちゃまYouTubeライブ

ライター社会・トレンド

先日のYouTubeライブでじっちゃまがFIREを議題として語りましたので、まとめたいと思います。ここ最近、ブームになっているということもあり、色々意見を耳にします。果たしてじっちゃまはどのように捉えているのでしょうか。アーカイブが残っていてほっとしました。Tです。

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FIRE

Financial Independence, Retire Earlyの頭文字をとってFIREです。 直訳すると経済的に自立をして早期リタイアをしようということです。


それでは、ここから簡単にまとめていきたいと思います。ほとんど文字起こししちゃいましたが・・・


近年、アメリカでもブームになっているし、日本でも段々FIREという言葉が聞かれ始めている。お金を貯めて不労所得だけで生活出来るようになり、早く仕事を辞めて好きなことをやろうということがFIREということである。元々アメリカで10年以上前位から少しずつ語られ始めた。


その後で、去年は新型コロナという出来事があって、皆んな外出が出来なり、家から株を取引するという状況になった。それで投資というものが一層、国民の心の中で重要な位置を占める様になった。「あー、FIREもいう生き方でも別にいいかもしれないなあ」となった。取り分け、新型コロナの時は外出が出来なくお金を使えないので、皆んな貯蓄をした。その時に新しい習慣が出来たので、FIREというブームが出来た。


もう少し厳密にFIREというものを定義したい。先ず、不労所得だけで暮らせる様になる水準は実際にあるのか?という答えはあります。アメリカの場合、大体株式市場は年間7から8%くらいのトータルリターン。トータルリターンというのはキャピタルゲインとインカムゲイン(配当収入)。配当収入をまた投資に回す。つまり再投資した場合、それを繰り返していった場合、年間7%とか8%とかで回るというのは無理な想定ではない。


これは過去30年、40年、50年遡ってリターンを調べてみてもその位の数字は特別な年を除いてコンスタントに出ている。そうすると生活費のインフレ、つまり生活費の高騰をならしてみると年間2%位だと思うけど、それを加味しても7-8%-2%=5-6%くらいの実質リターンが見込める。そうなると自分の資産の4%以内位に年間支出を抑えれば、毎年毎年のリターンだけを取り崩すことで、投資元本、つまり種金を一切取り崩すことなく、ずっと生活出来る。不労所得だけで世の中回っていける。これがFIREの概念。


不労所得だけで自然に回るというと、SF小説なんかで出て来る永久モーター、つまり燃料を消費しなくても永久に回り続ける、発電し続ける、そういう永久モーターの様なうまい話で、実際それが可能なのかというと、どうやら理論上は可能っぽい。検証してみるべきだと思う。これは、Compounded Annual Growth Calculator と呼ばれるものですけど、要するに複利でどのくらい回っているか、それのS&P500の実績です。1980年から2020年12月31日までで配当を含んでS&P500の平均リターンがどうだったか計算してみると、True CAGRと書いてありますけど、これが一番大事な数字で、過去40年間、年率12.01%で回っている。


そしてその間1980年に1ドル投資したら今そのお金はいくらになっているかを計算すると、104.51ドルになっている。そうすると、FIREで要求しているということは、あなたの貯金した額、つまりそのFIREを始めるに当たっての投資元本の4%以内で暮らしなさいということなので、12%のリターンが出ているのだから、もっと良い暮らしが出来る。そういう風にこの式は理解することが出来る。


但し、僕が何でアメリカの、アメリカの、アメリカのっていう風に強調しているかというと、ここを分かっていない人が非常に多いんだけど、確かに、例えばアメリカのS&P500に投資すれば、そういうリターンだったというのは分かる。しかし、皆さんの運用先が例えば日本の銀行預金だったとしたらどうか?今日本の銀行預金の金利いくらか知らないけど、限りなくゼロに近い。


それを何を意味するかというと、あなたが日本の銀行預金を使って貯蓄している限り、FIREは達成出来ないそれはどうしてかというと、リターンが限りなくゼロに近いのであれば、そのリターンを稼ぎ出すための原資は限りなく大きくなるわけだから、答えは無限大になる。だから、その投資先に気を付けて下さいということをお願いしている。


では、アメリカでFIREをやっている人達は何に投資しているのかというはなしをするとほとんどの人がインデックスファンド、例えばVTIというETFがありますけれども、もうFIREやっている人はそういうことを分かっているので、VTIが有利だということは分かっているので、99%の人がVTIに投資していると思いますよ。そこがポイント。


ではその日本人がFIREするということが現実的なのかどうかということをもう少し深掘りしたいんだけれども、例えば総務省家計調査という統計がありますけど、2019年ですけど、その総務省家計調査によると、関東地方の1ヶ月間の家計の平均支出は342,000でした。そうすると、その投資資金の4%以内で生活するということは、今逆算してね、今の生活水準を落とさないんだとすれば、逆算してどの程度投資額が必要なのか、その貯金額が必要なのかをこれから計算する。


342,000*12=410万円(年間支出)。これ掛かる25倍は1億飛び260万円あれば、永久モーターの様に不労所得だけで楽勝で暮らせる様になる。1億円貯めないといけないということ。何故25倍したかというと、4%の逆数だから。このFIREを考えるに当たって、もう一つ重要なことは収入増やすというやり方でも貯金を増やすことが出来るし、支出、日々の生活費を切り詰めるというやり方でも、FIREを到達することが出来る。


だから、二つの経路、アベニューがあるということです。大体、FIRE目指している人は両方やっている。収入を増やすということであれば、例えばよりお給料の高い仕事に転職するとか、あるいは副業、ギグワーカーとして副業をするとか。そういった形でFIREの達成の為の貯蓄を増やそうとしている人が多い。


もう一つ、節約という経路では例えば、外食をやめてお弁当わ持っていくとか、そういう風にして生活費を切り詰める。あるいはもっと家賃の安い所に住むとか。そういった形でFIREを達成するということをやろうとしている人が多い。取り分け、家賃の安い所への住み替えというのは効果が大きいです。


そして、もうひとつ重要な点というのは、FIREというコンセプトの美しさというのは、自分がSustainable、維持可能な生活の水準、それに応じてリタイアメントというか、FIRE達成の期間が後送りになったり先になったり、そういう風に早くリタイア出来るか、遅くリタイア出来るかというゴールポストを自分で動かすことが出来る。


だから、質素な生活をすればするほどゴールポストが近くなる。そういう特徴がある。そして、FIREを達成した後も、その自分のライフスタイル、新しく確立したライフスタイル、質素なライフスタイル、それを堅持する必要がある。だから、FIREに向かって努力している過程で自分が身に付けた新しい生活態度、つまり倹約精神、それがFIREを持続可能にする重要な原料というか素材というかファクターになる。そこがポイントだの思う。


FIREに対する反論、そんなの達成出来ないという批判。それについてちょっと話をすると、例えば、僕の場合、僕はFIREでは無いのだけど、そういう価値観は持っていないんだけど、子供が二人いて、両方とも男の子で、それで大学、ひとりの子は大学院も出たんだけど、そうすると大学、大学院の授業料だけで、7千万円掛かった。アメリカで。分かります?


そうすると、どんだけ自分がFIREするぞという風に思って、一生懸命お金を貯めても、大学の授業料だけで7千万円吹っ飛ぶんだったらFIREなんか出来ない。つまり何が言いたいのかというと、自分一人で独身でFIRE云々というのを計画している内は楽しい。しかし、結婚して子供が出来てということになると、奥さんや子供までその自分の価値観、つまりFIREという価値観を押し付けることが出来るかどうか。これはあまり楽観視しない方が良い。必ずしも子供とかは親がFIREでって言ってそれに対して賛同するとは限らない。それが大きなポイント。


だからFIREというのはある意味で「持たざる者のリベンジ」なんですよ。「持たざる者のリベンジ」。例えば自分は独身で結婚していない。伴侶がいない、パートナーがいない。それは持たざる者ですよね。でも、奥さんがいたら、旦那がいくら節約しようと思っても、奥さんがお金をパーっと使えば、FIREにならない訳でしょ?だから、その時点で挫折。あるいは子供がいれば、子供の養育費というか生活費というか教育費とかそういうのがあれば、FIREの達成がどんどんどんどん遠くなる。


FIREというのは身軽であればある程、ライフバゲージというか、色々背負い込んだ家族に対する責任とか、そういうのが無い人ほど、上手く行きやすい。そして自分が生活を切り詰めるのであれば、どんだけでも、生活を切り詰めてもいいよと言う人も現実にはいる。身軽な方がFIREを実現するという、実現可能性は遥かに高くなる。


あと社会現象としてFIREが大流行しているというのは非常に面白いなあーと僕は思う。最後のポイントとして。アメリカの場合、ミレニアル世代というのは大学出て就職するちょうどその時期にリーマンショックが襲って、就職戦線が非常に厳しかった。今回も、新型コロナでZ世代、ジェネレーションZは非常に苦労した。そういう風に不況が若者の生活態度、消費態度をかなり影響を与えているというか規定しているというか、それが非常に興味深いと思う。


今回の新型コロナのもうひとつ興味深かった点というのは、皆んなが外出出来なくって家にいなくてはいけないという状況になった関係で、投資、株式投資とか、クリプトでも何でもいいが、ロビンブッド現象でも何でもいいが、そういう投資というものが、ものすごくハイライトされたそういう不況だった。実際、去年の安値の3/23に株買って、そっからずっとバイアンドホールドしてたら、もうなんか知らんけども、70%とか80%位のリターンだった。1年間くらいで。


だから、非常に何ていうか、投資を始めるに当たっては絶好のタイミングだった。で、コロナだったんで、そのタイミングで投資を始めた人も非常に多かったということ。今の個人投資家は非常にエンパワー、つまり自分達は出来るんだという風に自信を持っている。自分達は力を持っている、パワフルなんだと、そういう風に感じている。


だから、個人投資家のブームもいうのも僕もいくつか見てきた。例えば、僕が最初に目撃したその個人投資家のブームというのは1986年位の東京マーケットで、その頃はバブル相場の始まりだった。NTTのIPOとかそういうのがあった。あの頃は新人類相場というのがあった。新人類というのはつまり若者ですけど、若者はベテランの株式ファンとは全然違う相場の張り方をするということで、それが話題になって新人類相場と言われた。


最近のロビンブッド現象とかを見ると、その新人類相場と割とよく似ている。だから、これはいつか見た構図だなという風に僕は思っている。でも、今のアメリカの現象が日本の現象と同じなので、アメリカ株も1990年頃の日本株と同じ様にど天井つけて長期で低迷期間が来るかどうかと言うと、それはよく分からないと僕は思う。


何故かというと一つには株価収益率、つまりPERの水準が全然違う。当時の日本株の市場平均はPER70倍、80倍でした。アメリカの場合はそれよりずっと低い。22倍、23倍とかそれくらいだと思う。だからバブルのスケールが全然違う。今回のアメリカの方が小さいということ。だからFIREをするんだったら、その前提条件のひとつである、長期に渡ってマーケットは大丈夫かという点を点検する必要がある。僕の見立てでは決して安くは無いけれども、それほど不健全では無いという風に思う。


とても分かりやすくFIREについて語っていただけました。わざわざ文字起こしにしたのは、じっちゃまの考えをきちんと理解したかったからです。それぞれ立場は異なりますが、FIREして良かったと思えるように3年後を目標に継続して頑張っていきたいと思います。


マネーリテラシーをあげることがFIREへの近道です。是非手に取って読んでみてください。


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