仕事が出来なくなったあの日2

メロンソーダ社会・トレンド

まだその1を読んでいない人は、先ずは読んでみて欲しい。

自分の範囲であれば何とかなるものも、他人を動かしてやるとなると話は別なのである。依頼したことをやって欲しくて頼んだところで、こちらの置かれた状況なんて分かるはずもなく、期日までにやるなんてハッキリ言って夢物語。

会社員のうち、きちんと期日を守って仕事する人は残念なことにほんの一握りである。

そんなこんなで、監査役からはあおられ、依頼先はやらない。そんな日々が続き、監査日が近づいて来た。

最寄りの駅から会社までは約2Kmなのだが、バス代をケチるために、またウォーキングがマイブームで健康に良いこともあって、毎日歩いて会社に通っていた。

そのころは、朝の通勤は本当につらく、朝起きてからは憂鬱で仕方なかった。それでも、自分のために、家族のためと、頑張って家を出ていた。

そして、会社までの道のりの半ばで、その監査役、と言っても彼も若くて同じく板挟みなのであるが、声をかけられた。

「あの部分の書類がまだなんですけど、問題なく準備出来ますか・・・」

頭の中で何かがはじけた気がした。

その時は、「多分大丈夫だと思う。」程度に返答したと思うが、よく覚えていない。

そのまま、いつものように会社に行って席に座り、パソコンを開いてメールチェックをしようとした。

ただ単純にメールを読むだけである。誰だって簡単なことだ。

でも、やる気、モチベーションがゼロである。ゼロというのは無である。

胸のあたりが「もやもや」するのである。「はあー」というため息を出させる状況が脳内に波打ち際のように押し寄せる。

だめだ。やる気が湧かない。

その日は、チームメンバーに言って、10:30に早々と早退した。自宅最寄りの駅でビールを買って、公園のベンチでひとり呑んだ。

恐らく、調子が悪かっただけだ。自分に言い聞かせた。次の日も体調は優れなかった。それでもいつもと同じ時間に会社に行った。

しかし、ダメだった。仕事が出来ない。メールすら見れない。

だから決心した。もうこのポジションから降りよう。いくら給与がよくても、このままでは自分が自分で無くなる。壊れちゃう。

直属の上司のところに行き、事情を説明した。仕事が出来ない。やる気が全然出ないと。もう、このポジションから降りたいとはっきり言った。

直属の上司(部長)は多分処理し切れないと思ったんだろう。当時の執行役員に相談する?私に尋ねた。答えはイエスだ。もう耐えられない。

三人で別室に入っていった。そこで、その執行役員に説明した。でも、その執行役員は直属の上司に言った。「何やってんだよ」私は必死に直属の上司を泣いてかばった。悪いのは自分だと。

その後、会社内にある委託されている医者のところに三人で言ったが、精神的な専門でないので、メンタルヘルスの病院に行くように勧められた。

とりあえず、今日は帰ってゆっくりしろと言われた。駅への帰り道に前日に調べておいたメンタルヘルスへ電話したが、予約でいっぱいなので、診察日は2ヶ月後になると。

絶望感を味わった。今、診察して欲しいのに。仕方ないので、家に帰って、家族にこのことを話した。すごく心配してくれたけど、仕事を辞めてもいいんじゃない?と言ってくれた。

コメント

  1. ああ より:

    続きが気になります

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