9/3(木)の大幅調整の傷が全然癒えない。9/4(金)の引けに向かって若干上向きだったのは良い材料。だが、政権交代が起こった年は株価が軟調になる。明日から観察はしていくが、どれだけ下がる可能性があるのか、過去のデータを参考に覚悟したい。
政権交代した年と株価の関係
実際にインターネットで調べてみたが、下記は、資料のまとめがあり良くまとまっている。
「アメリカ大統領選挙と株価 – ブライト・アセット株式会社」 で検索して欲しい。(PDFファイル)
ただし、年初来-0.7%なのに政権交代していないとして1948年を例外として扱っているが、その例外は最後のまとめをみてもいくらでもある。何故、1948年を選んだのかイマイチ理由が分からない。
また、1980年、1976年、1952年にも政権交代は起きているが、それぞれ同じように詳細の表にて見解を述べていないのは何故か。それは最後の表で分かるが、株価が下がっていなくても政権交代したからである。いずれにしても1932年から現在まで、政権交代した年の株価が下がったのは、7/10(70%)である。
1932年 ハーバート・フーヴァー→フランクリン・ルーズベルト
1952年 ハリー・S・トルーマン→ドワイト・D・アイゼンハワー
1960年 ドワイト・D・アイゼンハワー→ジョン・F・ケネディ
1968年 リンドン・ジョンソン→リチャード・ニクソン
1976年 ジェラルド・R・フォード→ジミー・カーター
1980年 ジミー・カーター→ロナルド・レーガン
1992年 ジョージ・W・ブッシュ→ビル・クリントン
2000年 ビル・クリントン→ジョージ・W・ブッシュ
2008年 ジョージ・W・ブッシュ→バラク・オバマ
2016年 バラク・オバマ→ドナルド・トランプ

S&P 500 ; 9月・10月
1932年から2016年全てS&P 500の9月/10月騰落率、Min%、Max%、政権交代有無を調べてみようとしたが、スプレッドシートでデータ取得が1968年から不可のため、6回分のみのデータ。

2008年はリーマンショック、2000年はITバブルと異常な状態であったが、現在もコロナショックなので異常な状態と言える。結局このデータでは政権交代をした年は2016年からの4回分となるが、1日あたりの暴落は-5%程度、9月、10月トータルでも-10%程度は覚悟しないといけない。
但し、9月3日の調整は含まないで考えた方が無難である。となると、現状を考慮すると全ての含み益(180万円)がなくなることも覚悟しなければならない。
考えられる戦略
先ずはポートフォリオを確認したい。81.4%がETFで、クラウド系はピカピカな銘柄のみで決算が悪ければ売りのスタンスは変わっていない。コロナ関連株は、バイオンテック(BNTX)とモデルナ(MRNA)は10万円程度だし、10/中まで様子見。その他はテスラ(TSLA)とエヌビディア(NVDA)だが、含み損にならないように逆指値。

ナンピン買いしたVTI、SPYD、HDV、VYMは売らないとして、問題は高値掴みしたQQQ、VGT、ICLNだが、さらに下がるようであれば一回手仕舞いして、再度買い直すことも考えられるが、すでにある程度の調整は終わったとも考えられるし、実際はさらに下落してもあと5%程度だと思う。(楽観的)

データ量が少なく信頼性に欠ける感は否めないが、ある程度の覚悟は出来たので、明日からの相場をしっかり確認していきたい。
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