先日、信頼のおける”とある方”のYouTubeを観ながら、ときより一時停止をし、重要なことを紙にメモをしながら勉強していた。
良い銘柄は、「EPS、売上高、ガイダンス」の3指標が最も大切だと言っていた。この3指標が全て良くなければならないとのことだ。僕は完全なる初心者なので、売上高以外は全く意味がわからない。そこで、色々調べたのでそれぞれ書いていこう。
EPS(Earnings Per Share)
1株当たりの純利益であり、数値が高い方が企業としての収益性が高く、低い方が収益性が低いと考えられる。
計算式は以下である。
EPS=当期純利益÷発行済み株式数
売上高
企業が商品や製品などを販売またはサービスによって得たお金のことですね。
売上と売上高の違いは、売上は日々記録する簿記の勘定科目を表し、売上高はある一定期間における売上の総額のことのようだが、まあどうでもいい。
ガイダンス
これ、イマイチなんのことか分からなかったのだが、どうも業績ガイダンスのことで、上場企業が決算発表において明らかにする今期の業績見通しのことを指すみたいだ。
3指標の調べ方
レムデシビル治療薬で有名な米バイオ医薬品メーカーのギリアド・サイエンシズ(GILD)例にとってみていこう。
先ずは英語版ヤフー・ファイナンス(yahoo! Finance) のホームページにいく。

一番上の検索窓で、ティッカーシンボルを記入し、候補のうち正しいものをピックする。

最初にまず、次回の四半期決算の日をチェックする。右側の上から五番目に①Earnings Dateと書いてある日付だ。
つぎに上の②Analysisのタブを押す。

そうすると、下の画面が表示される。英語なので少し分かりづらいが、数字だけ拾えばいいので問題ないはずだ。
③Earnings Estimate というのがEPSで、平均を表すAvg. Estimateの数値を使う。また、Current Qtr. (Jun 2020)は現在の四半期で2020年の6月が閉めの月という意味だ。また、Next Qtr.(Sep 2020)は次回の四半期で閉めは9月だ。つまり、ギリアド・サイエンシズは、1〜3月が第1四半期、4〜6月が第2四半期、7〜9月が第3四半期、10〜12月が第4四半期ということが分かる。
④Revenue Estimate というのは売上高で、これも③のEPS同様に、平均を表すAvg. Estimateの数値を用いることと、Current Qtr. (Jun 2020)とNext Qtr.(Sep 2020)の数値をチェックするのは同じだ。

エクセルシートでまとめる
以上で数値自体の調べ方は終わりだが、エクセルもしくはグーグルスプレッドシートでまとめると分かりやすい。
つまり、現在は2020年5月半ばなので、ギリアド・サイエンシズの第2四半期(4〜6月)の決算発表日は、7/28〜8/3であり、コンセンサス予想はEPSが1.51で売上高が5.39B(B;Billion , 10億)である。
*コンセンサス予想というのはスペシャリストのアナリスト(分析家)の予想のこと。
次の第3四半期のコンセンサス予想は、EPSが1.55で売上高が5.6Bである。

決算発表したら・・・
ギリアド・サイエンシズが第2四半期(4〜6月)の決算発表を7/28〜8/3で行ったら、グレーの部分(Result (結果) という部分)に記入する予定だ。コンセンサス予想と比較する。また、次の四半期の見通し(業績ガイダンス)も発表されるはずなので、その数値は、Quidanceのグレー部分に記入する。
そこで、EPS、売上高の結果がコンセンサス予想よりも数値が高いこと、また、次の四半期におけるガイダンスの数値がコンセンサス予想よりも高いことの3つの条件が一致する企業が投資すべきとのことだ。
ここ最近の個別銘柄の企業は、現在の状況を考慮したものだ。しっかりとこの3指標をチェックみよう。
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