昨日、じっちゃまが情報更新してくれたので、メモ代わりとして簡単に記載していく。まだ観ていない人は是非。
ファイザー(PFE)&バイオンテック(BNTX)
- 7/28(米国時間)から第3相臨床試験を開始。
- 初日は120人がワクチン接種(1回目)。
- 2回目は4週間後(8/24)。
- 最初に判定するのは9/7以降。
- ワクチンが効いている効いていないなどのニュースは9/7まで出てこない。
- そこまでは遊べる(株を保有出来る)。
- トランプ政権のワープスピードから大量発注を受注している。
- 単価は1注射当たり19.5ドル。
- 2021年末までに最大限で13億ドースなので単純計算すると、最大限で253.5億ドルの契約。
- アメリカのファイザーとドイツのバイオンテックが半々で売上高を分け合う。(126.75億ドル)
- 決算後のカンファレンスコールでファイザーのCEOがこの新型コロナのワクチンのビジネスは向こう数年間に渡るリピートビジネスになる可能性があると説明。
- アメリカで成功しているバイオテクノロジー企業は株式市場での評価をPSR(時価総額対株価費)は大体4倍のValuation(評価)が与えられている。
- 2021年末での売上高126.75億ドルを4倍すると時価総額が最大500億ドルくらいになってもおかしくない。
- 現在、バイオンテックの時価総額は197億ドルなのでこれから株価は最大2.6倍になってもおかしくない。
- 先日の公募増資で値決め価格は93ドルで現在の株価はそれより下に来ているので、目先はその93ドルを超えないといけない。
- チャートを見ると長期上昇トレンドをしっかり守られているので心配していない。公募の後も株価の動きを見ると下値がきちんと切り上がっている。(そういう株価の動きをハイヤーローと言う)
モデルナ(MRNA)
- まだトランプ政権のワープスピードから大量発注が発表されていない。
- 近く発表されると思うので、ニュースフローで言えば、次に大きな材料が出てくる銘柄はモデルナ。
- 昨日夕方にイギリスのファイナンシャルタイムズがモデルナがワクチンの単価を25ドルから30ドルで交渉していると報道があった。
- ファイザーとバイオンテックのワクチンは19.5ドルの価格設定に対してそれよりはやや高い値段で価格交渉が進んでいると報道されている。
- 最近お手つきが多いので、ファイナンシャルタイムズはあまり信用していない。
- オープニングビットとして最低でも25ドル欲しいと言う交渉をスタートして、最後の落とし所としてはファイザーとバイオンテックと同じくらいの19.5ドルくらいで手打ちになると考えている。
- 先日JPモルガン証券がモデルナをダウングレードしたが、その根拠の一つとしてワクチンが過大評価されている。
- モデルナのワクチンは1回当たり10ドルしか取れないと言う計算根拠をJPモルガンが示していたが、その計算根拠は間違っている。
- 実際、ファイナンシャルタイムズは交渉は25ドルから30ドルで行われていると報じているので、もしそのレンジの上限で決まれば(そう言うことはないと思うけど)JPモルガンのワクチン価格は1/3の想定。アナリストとしては間違っている。
- ファイザー&バイオンテックのディールが19.5ドルだったのでお役所仕事と言うものを考えた時に、一つの業者に19.5ドルで発注していて、全く同じ技術(mRNA)のワクチンなのにかたや19.5ドル、もう片っぽは10ドルなんてことはあり得ない。
- JPモルガンのダウングレードは間違っている。
- もしJPモルガンのファイナンシャルモデルに19.5ドルを代入してみると、ターゲットプライスは少なくとも105ドルくらいしていないとおかしい。
- 臨床試験については、ファイザー&バイオンテック連合と同じ9/7までは遊べる。(同じ日に臨床試験を開始しているので)
- ファイザー&バイオンテックは50:50で売上高を折半すると言う契約になっていると思うが、モデルナの場合はそう言うパートナーはいない。
- 製造の下請けとしてロンザと言うスイスの会社と契約しているが、折半でも契約ではない
- 最終的にモデルナがキープする金額はバイオンテックよりももっと大きい。
- そういった面からもモデルナは割安に放置されている。
- チャートは上昇トレンドは崩れていない。いわゆるハイアーロー(下値が切りあがるチャート)になっているので、弱気になる理由は全然ない。
エマージェント (EBS)
- チャートをみると7/24の出来高が凄かったが、S&Pミッドキャップ400指数に採用されたから。
- アストラゼネカのワクチンを下請けを製造する。先日、アストラゼネカから追加注文が来たが、契約金額は1.74億ドル。
- 前回の注文は8,700万ドルだった。
- ジョンソン&ジョンソンの下請けもしている。契約金額は4.8億ドル。契約が発表されたのは7/6で2年契約。
- そのほかにもノババックス(NVAX)、ヴァックスアート(VXRT)などからもワクチン製造の契約を受けている。
- 上昇トレンドは崩れていない。
- 顧客の中で一番大きいのはジョンソン&ジョンソンだが、ジョンソン&ジョンソンのワクチンの第三相臨床試験は2ヶ月繰り上がって9月に臨床試験が開始される。
- この銘柄も当分遊んでいてオッケー。
ヴァックスアート(VXRT)
- 7/13に公募増資で9千万ドル調達したが、RAキャピタル、インバースの二つの機関投資家がその公募をとった。(出資した)
- ディール価格は7.98ドル(1,120万株)。
- 公募価格よりも場で付いている株価の方が高い。
- 次のヴァックスアートのニュースとしてはIND(Investigative New Drug)の申請をFDAにすると言うことが待ち構えている。
- 現在は経口ワクチン(錠剤)をチンパンジーでテストしている段階。
- チャート的に上昇トレンドは崩れていない。公募価格を上回っているので、しこりはないと思っている。
- 最近株価が下がっているのは最王手級の以外のワクチン株はどれもノババックスを除いて下がっている。そう言う地合いで下がっている。
ノババックス(NVAX)
- あまり説明してこなかったが、パフォーマンス的にはチャートは一番いい。
- 7/7にトランプ政権のワープスピード計画に採用された。
- 16億ドルをアメリカ政府から受けると言う発表があったが、この金額は第三相臨床試験の試験費用を政府が持つと言うことで、このお金が渡された。
- オーダーサイズは1億ドースで、もしノババックスのワクチンが承認された場合は追加注文が出る。
- フジフイルム・ダイオシス・バイオテクノロジーズがワクチンの生産の下請けを行うと発表されている。
- 今は第一相臨床試験が終わったところだが、気をつけなければいけないのは、他の銘柄に比べて、臨床試験のデータの公表が遅れていること。
- 第一相臨床試験のデータは8月に入って公表されると言われている。
- その公表結果を踏まえた上で、第二相臨床試験に移行していく。
- 若干の不透明感、不安要素を残しているが、チャート的にはずっと右肩上がり。この株のパフォーマンスが一番いい。
まとめ
個人的にはノババックス以外の銘柄を全て保有している。
バイオンテック、モデルナは9/7まで保有できる。
EBSは各企業からのワクチン製造の下請けなので当分問題ないが、アストラゼネカ&オックスフォード大学のワクチンがこけた場合に影響がないことを願う。
ヴァックスアートは地合いで下がっていると言うことなので、我慢の時。INDの申請ニュースを待とう。
現状の含み益
現状の含み益は3,000ドルを超えている。ヴァックスアート(VXRT)の高値掴み&下落はかなり痛いが、まあ仕方ない。

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